通りすがりの人
今日はプロバイダ解約のために、工事に来てくださった方とお話ししました。
私は、コンセントのところをあけて工事してくださる様子がとても興味深く、
中はどうなっているのか横でガンガン質問すると、その方は快く教えてくださいました。
そして、作業をしてもらいながら、お話ししていると、
その方は40代後半の就職難の時代の方だそうで、こうやって手を汚して働くのは下請けの下請けの下請けで本当にブラックなんだよーって冗談混じりに言われました。
そして、自分は学校でバレーも教えているんだよーということも教えてくださり、そこでのお話がとても心に刺さったのです。
4年前までは自分が中高生の時に受けた教え方で教えていたけど、バレーの一流の先生との出会いで今までの常識が覆され、それから本で学ぶようになったんだとか。
そして、指導者はその時教えるだけではなくて、
去った後にもその子たちが自分達だけでもできるようにすることが大切で、去った後に指導者の本当の実力がわかるのだと思う。じゃないと子供が育ったと言えない。【自分はただの通りすがりの人だから】と言われました。
本当に素晴らしいマインド!
本当に尊敬です!!!
実際に今でも教えていた子が声をかけてくれるそうで、まさにこれは、
自分が依存するのではなく、子どもが必要としているのだなぁと思いました。
自分がいないとあの子たちはダメになるなんて言うのは、凄まじいエゴで依存心で、自分を満たすために子供を利用しているだけの恥ずべきことだなぁと思いました。
同時にこんな素晴らしい人が、日本の時代の闇ともいえる就職氷河期にたまたまぶつかり、計画的な運営や、その後も社会的救済も全くない中で、みて見ぬふりされて来た現実に愕然としました。